大統領の執事の涙

7人もの大統領の執事を務めた黒人の話。

 

 

 

白人に仕える父親と相反して、長男は人権問題に取り組む運動家。危険な人生を歩む長男のことが理解できずに、親子の仲は拗れる。が、最終的には和解し、めでたし、めでたしで終わるけど。

 

主人公の人生を通して、親子の関係を通じて、黒人の人権について語る映画かなーと。

 

仕えた歴代大統領は、

 

アイゼンハウアー

特段、印象無し。ケネディのことを金持ち坊ちゃんと呼んでた。

 

ケネディ

仕えた歴代大統領でも、最も良く描かれてる。が、一瞬の登場。

主人公は遺品のネクタイもらう。

 

ジョンソン

ケネディ後だからか、嫌なやつという印象だった。

 

ニクソン

1期目と2期目の違いが面白かった。

 

レーガン

いい人。レーガン奥様が主人公をパーティーに招待したことから、主人公の心情に変化現れ、執事を辞職。

南アフリカに対する政策で大バッシング。

 

主人公はずっと白人に仕える立場で、白人より給料が低くても、昇進が無くても、ただただ仕事を淡々とこなす日々だったけど、パーティーに招待されたことで、何かが変わり、給料や昇進について交渉するようになったけど、主人公の気持ちにも徐々に変化が…

 

最後の最後にオバマ大統領が当選する下りは、このためにこの映画を作ったんじゃないかと思ってしまうぐらいにきれいに結末がまとまった。

 

アメリカにおける黒人の歴史の若干な勉強にはなるかな。