帝国ホテル 感動のサービス
帝国ホテル 感動のサービス―クレームをつけるお客さまを大切にする
- 作者: 宇井洋,ダイヤモンド社
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2000/02/01
- メディア: 単行本
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ホテル関係の本だと近年はリッツカールトンの本が代表的ではあるが、
日本のホテルの代表格、帝国ホテルの本を読んでみた。
本のプロローグに、
”一世紀以上の長い歴史の中で唯一変わらないものがある。
それは、「おもてなしの心」である。”
とあり、以降、本の中ではそれぞれのセクションの「おもてなしの心」とは何ぞやを具体的なエピソードで紹介している。読んでいて非常にイメージしやすいし、ちょっと帝国ホテルに行ってみたくなる。
プロローグでは、こんなことも書いてある。
”サービスをする上で不可避的に発生する一つひとつの問いに、現場のスタッフが経験を積み重ねながら、最良の答えを見つけてきた。そうした先人たちの智恵や技術の結晶が帝国ホテルの「おもてなしの心」といえる。言い換えれば、「おもてなしの心」とは特別なサービスではなく、帝国ホテルで日々繰り返されている日常の一コマ一コマなのである。”
この本はまさにその日常の一コマ一コマを書いている本である。
いつしか機会あれば、行ってみたいと思う。
帝国ホテルのサービスとは全く関係ないのだが、帝国ホテルには苦い思いがある。
今から遡る十数年前、就職活動でとあるIT企業の面接場所が帝国ホテルの一室だった。普通の客室を面接会場にしており、客室に入った瞬間、逆光で面接官の顔表情が全く見えず、面接時も終始しかめっ面で臨んだ記憶がある。それが原因ではないが、その企業とはご縁がなかったことを久々に思い出した。どうでもいい話。
ちなみに、「バイキング」は帝国ホテルのレストランが発祥の地らしい。。
帝国ホテルの社長が北欧で好みのものを好きなだけ食べるスカンジナビア伝統料理に出会い、「好きなものを好きなだけ食べる」ことに着目して、日本初のブッフェレストラン「インペリアルバイキング」を作った。”バイキング”というのは”海賊たちの、豪快な食卓”のイメージからのネーミングとのこと。食べ放題=バイキングという代名詞を作り出したのが帝国ホテル。
勉強になりました。