やる気に関する驚きの科学

最近は安倍さんの働き方改革に関する答弁が話題になっているけれども、やりとりを見ているとしばらく働き方改革は前進しなさそう。

 

働き方改革とは若干関連あるかもしれないTEDトーク

 


ダニエル・ピンク 「やる気に関する驚きの科学」

 

ダニエル・ピンクは「ハイ・コンセプト」の著者。「モチベーション3.0」はまだ読んでいないけれども、おそらく上記TEDトークはモチベーション3.0と内容が近いのではないかと。。

 

TEDトークの概要。

 

動機付けには外的と内的の2つがあるが、ビジネスの世界でこれまで行われてきたのは成功したら、莫大な報酬があるとか外的な動機付けだった。

 

が、科学的に研究すると、外的な動機付けが機能するのは、単純なルールと明確な答えがある場合が多く、逆にクリエイティブが求められる場合に関しては上手く機能しないことが多い。クリエイティブが求められる場合に関しては内的な動機付けが上手く機能することが多いと結果が出ている。

 

内的な動機付けとは下記3つ。

 

自主性

成長

 

 TEDトークでは自主性について説明をしており、自主性とは自分の人生は自分で決めたい欲求。これを活かした制度は有名なのはグーグルの20%タイム。最近では、ROWE(Result only work environment:完全結果志向)という究極な制度もできており、良い結果をもたらしているとのこと。

 

2つのアプローチ(外的と内的)の比較をする具体的にな例を挙げると、

 

かつてマイクロソフトは百科事典を作るプロジェクトを立ち上げ、莫大な費用をかけて、優秀な人をリクルートしたが、プロジェクトは上手くいかなかった。

数年後、1円たりとも報酬がなく、インセンティブがなく、立ち上がった百科事典があった。wikipediaである。

 

まとめると、 

 

①20世紀型の報酬は機能するが、驚くほど狭い範囲でしか機能しない。

②if then型の報酬は時としてクリエティビティを失われることがある。

③高いパフォーマンスの秘訣は報酬と罰ではなく、見えない内的意欲にある。

 

これを理解し、21世紀型の新しいアプローチを活かすことで、会社を強くし、世界を変えることができる。と締めくくります。we can change the world.

 

これを見て、ふとリクルートという会社を思い出した。

今はどうかはわからないが、少なくとも、日本の企業の中でクリエイティブ性に富んでる企業であると思う。もちろん、報酬が良いのも魅力の一つではあると思うけれども、やはり、内的動機付けを上手く活用している企業ではないかと思った。

 

モチベーション3.0も読んでみようかな。。