賛否両論
最近、気になったニュースを。
一時期F1にはまっていたことがある。そんなF1で今シーズンよりグリッドガールが廃止されるとアナウンスされた。日本のマスメディアの中で日刊スポーツが結構良い記事を書いていた。
日刊スポーツの記事が良いところ、
・F1のグリッドガールと日本におけるレースクイーンの違いを述べている。
・グリッドガールは性差別に当たるから廃止だという点のみならず、グリッドガールからの意見も入れている。
このニュースをはじめに見たときは、F1は先進的だなーと思った。
女性差別とは思わないけれども、個人的にはグリッドガールの存在にさほどの意義は感じていない。日本ではどうしてもレースクイーンのイメージが強く、昔、モーターショーに行ったときに車じゃなくて、レースクイーンの写真しか撮らない人たちがいるという本末転倒なシーンを観た記憶がある。どちらかといえば、グリッドガールの廃止には賛成だった。
暇だったので、本場アメリカのニュースも見てみた。
F1がグリッドガールを廃止した理由について述べ、数人のグリッドガールのコメントを取り上げている。
“Ridiculous that women who say they are ‘fighting for women’s rights’ are saying what others should and shouldn’t do, stopping us from doing a job we love and are proud to do. PC gone mad,” now-former grid girl Rebecca Cooper wrote on Twitter.
Michelle Westby, meanwhile, wrote on Facebook that her experience as a grid girl helped pave the way for her entrance to the male-dominated world of stunt and drift competition driving. She also said a lot of women will lose a source of income, thanks to “feminists.”
以上のコメントがマイノリティなのかマジョリティなのかはわからないが、少なくとも、グリッドガールの廃止により収入が減る人々は増えそうだ。となると、ちょっと考えものである。(収入が減った人たちは生活維持するために、グリッドガールよりも厳しい仕事をしなければならない可能性も出てくるかもしれないとした場合、グリッドガール廃止が必ずしも良いものではないのかもしれない)
ワシントンポストは最後に
“This is not a matter of feminists versus models, which seems to be the way many people want to portray this story. These changes are taking place because global businesses are making a considered choice about how women should be valued and portrayed in their sports in 2018. They deserve significant credit for doing so.”
単にフェミニストVSモデルの問題ではないことを言及しており、グローバル企業における大切な問題であると締めくくっている。
これもいい記事だな。
F1の変化がどうつながるかは未知だけど、良い決断であるようになって欲しいものです。久々にF1でも観ようかな。