6月のスタート
1冊目。
みずほFGをモデルした小説。
興銀、富士、第一勧銀が合併してできたみずほFGとリテールのみずほ銀行とホールセールのみずほコーポレート銀行の中における内部抗争を描いている。
経済小説というカテゴリーに入るが、書き方をちょっと変えれば、ミステリー?サスペンス小説になりえるストーリーだと思った。
池井戸先生をはじめ、江上先生含め、銀行出身の方が銀行の実態について様々な小説を書いているにもかかわらず、毎年、人気就職先ランキング上位に銀行が来るのは未だに解せない。
そして、直近読んだ同じ作家の「我、弁明せず」の池田成彬さんとは時代が異なれど、まともなバンカーって少なくなってしまったのかなと思ってしまう。
都銀とは無縁な生活をしているのだけれども、最近、自分が使っている地銀にちょっとした疑問がある。
・銀行設置のATMでお金を引き出したら(時間外)、手数料がかかった。
・深夜の時間帯にコンビニで取り扱いされていない。
・一定の時間以外、コンビニでお金の引き落としに手数料がかかる。(なぜか県外コンビニは無料だったりする)
手数料フリーな世の中、コンビニならまだしも、まさかの銀行設置のATMで手数料が取られると思わなかった。そして、コンビニにおける利便性がほぼゼロ。
県内には都銀がほとんどなく、多くの人々が数ある地銀を使っていると思えば、競争性がないので、使わざるを得ないから利便性を改善しなくてもいいってことなのかどうかが気になる。
今月で上半期最後。がんばろう。