6月の読書記録

6冊目。

 

 

 

かつて甲子園で対決したライバルが再び高校野球の監督として対決する前にして自分たちのかつての対決を思い出す小説。

 

7冊目。

 

 

ザ・ブラックカンパニー (光文社文庫)

ザ・ブラックカンパニー (光文社文庫)

 

 

とある新興ハンバーガーチェーン店がいかにブラックなのかを描いた小説。モデルは知らないが、飲食店は大体ブラックだよね。

 

8冊目。

 

 

夢を売る男

夢を売る男

 

 

あるかどうか知らないが、ジョイントプレスと称し、出版費の折半を持ちかける出版社。出版業界のことは全く知らないが、無知は怖いと思いされた一冊。

 

9冊目。 

いつまでもショパン (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

いつまでもショパン (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

 

 

このシリーズ好き。

ショパンコンクールを舞台に起きる殺人事件。ただの私情をからめたものだけでなく、国際的なテロをからめたちょっと壮大なお話。 

 

10冊目。

 

1934年の地図

1934年の地図

 

 

1934年ベーブルースと一緒に来日した元大リーガーととある日本人の交流を描いた小説。スポーツメインではない。

 

11冊目。

 

 

狂信者 (幻冬舎文庫)

狂信者 (幻冬舎文庫)

 

 

とある実態がよく掴めないファンドを描いた小説。経済小説として読むには内容が浅く、ミステリー小説として読むにも内容は浅い。

 

12冊目。

 

 

ラストワンマイル (新潮文庫)

ラストワンマイル (新潮文庫)

 

 

ビジネスはラストワンマイルを握っているものがかぎ。とある運送会社がネット通販から料金改定を狭まれ、新規ビジネスに乗り出そうとしている小説。モデルはおそらく楽天あたり。

 

13冊目。

 

 

象の墓場

象の墓場

 

 

フィルムビジネスからデジタルへビジネス転換をしきれなかったとある企業の話。モデルはコダック。ぜひ読むことをオススメしたい一冊。小説としても、ビジネス本としてもためになる。

 

6月は13冊で着地しました。

 

1日1冊

6月は以外に良いペースで本を読めてる。

 

6月の2冊目。

 

 

デッド・オア・アライブ

デッド・オア・アライブ

 

 

粉飾を起こした電機メーカー、軽自動車しか手がけていない自動車メーカー、日本を代表する自動車メーカーのそれぞれの思惑が絡み合う小説。これからの自動車産業について勉強になる一冊。

 

6月の3冊目。

 

 

ヒート

ヒート

 

 

高速マラソンコースの新設を任された市の職員、目玉選手として招聘されようとされている期待のマラソン選手、不運な人生を歩んできた落ち目のマラソン選手。それぞれがそれぞれの立場において、その心情をよく描写している小説。だけれども、結末が非常にもやもやする。

 

 

6月の5冊目。

 

 

おやすみラフマニノフ (宝島社文庫)

おやすみラフマニノフ (宝島社文庫)

 

 

このシリーズ好きだな。描写がきれいで、想像力を掻き立てる。

6月のスタート

1冊目。

 

 

告発の虚塔

告発の虚塔

 

 

みずほFGをモデルした小説。

 

興銀、富士、第一勧銀が合併してできたみずほFGとリテールのみずほ銀行とホールセールのみずほコーポレート銀行の中における内部抗争を描いている。

経済小説というカテゴリーに入るが、書き方をちょっと変えれば、ミステリー?サスペンス小説になりえるストーリーだと思った。

 

池井戸先生をはじめ、江上先生含め、銀行出身の方が銀行の実態について様々な小説を書いているにもかかわらず、毎年、人気就職先ランキング上位に銀行が来るのは未だに解せない。

 

そして、直近読んだ同じ作家の「我、弁明せず」の池田成彬さんとは時代が異なれど、まともなバンカーって少なくなってしまったのかなと思ってしまう。

 

都銀とは無縁な生活をしているのだけれども、最近、自分が使っている地銀にちょっとした疑問がある。

 

・銀行設置のATMでお金を引き出したら(時間外)、手数料がかかった。

・深夜の時間帯にコンビニで取り扱いされていない。

・一定の時間以外、コンビニでお金の引き落としに手数料がかかる。(なぜか県外コンビニは無料だったりする)

 

手数料フリーな世の中、コンビニならまだしも、まさかの銀行設置のATMで手数料が取られると思わなかった。そして、コンビニにおける利便性がほぼゼロ。

県内には都銀がほとんどなく、多くの人々が数ある地銀を使っていると思えば、競争性がないので、使わざるを得ないから利便性を改善しなくてもいいってことなのかどうかが気になる。

 

今月で上半期最後。がんばろう。

 

5月は14冊

14冊で終了。

 

11冊目。

 

独走 (実業之日本社文庫)

独走 (実業之日本社文庫)

 

 

元金メダリストが将来有望のメダリストのアドバイザーに着任するし、その間での色々なお話。オリンピック批判が若干含まれ、陸上競技(長距離)のことも若干あり、最終的にはよくわからない。

 

12冊目

 

ゼフィラム─ZEPHIRUM─

ゼフィラム─ZEPHIRUM─

 

 

社運をかけた新車のマーケティングを思索していたところ、地球環境の保護という話に広がる。地球環境については非常に勉強になったし、アメリカの経済の話も勉強になった。小説としての読みどころはともかく、色々と勉強になる一冊。

 

13冊目

 

我、弁明せず。

 

我、弁明せず (PHP文芸文庫)

我、弁明せず (PHP文芸文庫)

 

 

池田成彬さんのお話。生い立ちはもちろん、三井銀行時代のお話は経済史的に勉強になったし、政治に係るようになってからの戦争についてのお話もとても勉強になった。

 

14冊目。

 

 

ヒートアップ

ヒートアップ

 

 

麻薬取締についての話。いつしかの刑事小説でも出ていたヤクザが再び登場してきた。暇つぶしに読める1冊。

5月は余裕で

 10冊を読めました。

 

すべてが小説なんだけど、あやりきることは大切。

いつしかどこかの記事で”IQ”を上げるためにはどうしたらいいか?的な記事を読み、記事曰く、月間で100冊の本を読めとのこと。しかも、小説はダメ。とのこと。

 

別にIQを上げるために本を読んでるわけでもないので、本を読まないよりは本を読んだ方がいいと思うし、楽しいので、その記事のことは気にしない。

 

でも、Inputした分だけOutputしたいのは人間の性で(そうなのか?)、Outputが追いついてないような気がする。

 

とりあえず、5月の読んだ本。

 

6冊目。

 

 

 スポーツものは堂場先生だな。スポーツそのものの描写もよいし、その裏の人間簡易、心情の描写も上手い。ただし、読みやすさのあまりに感動は少ない。刹那的な感動は多いけれども。

 

7冊目。

 

再び、堂場先生。

 

 

8年

8年

 

 メジャーリーガーの話。ちょっと現実離れしているのかな。。野球好きな人にとってはよいのかも。

 

 8冊目。

信は力なり―可能性の限界に挑む

信は力なり―可能性の限界に挑む

 

 スクールウォーズのモデル。指導者としての情熱が十分伝わってくる本で、教育に携わるものは読んでもよいのではないかと。

 

9冊目。

 

国士

国士

 

 

最近、はまっている楡先生。プラチナタウン、和僑のスピンオフ的な作品。国士と呼ばれる経営者はすっかりいなくなったような気がする。

 

 10冊目。

バルス

バルス

 

 

楡先生の最新作。アマゾンをターゲットにしているようにしか見えないけれども、現代の格差社会をよく描写した小説だなと思いました。弱者にスポット当ててる点では。。結末はクソだけれども。

 

5月は多分もっと読めるはずだから、続く。

新たなる発見

5月の3冊目。

秋山善吉工務店

秋山善吉工務店

 

 時間つぶしには良い小説でした。

 

そして、5月はいい発見をしました。

 

楡周平さん。

去年、本屋の小説コーナーを眺めていたときにんを、「和僑」という本が気になっていたのだけれども、読んだことがない作家さんだったし、他の小説と比較して、そっちを選んだのだが、

 

今年、ようやく読みました。5月の4冊目。

 

 

和僑

和僑

 

 

めちゃくちゃ面白い。ビジネスの仕組みとか詳しく書いてくれているので、わかりやすい。地方創生のヒントはこの本にあるんじゃないかと。そして、この本を読むと、創意工夫あるところは生き残れるし、それがないところは生き残れないのだと改めて思った。

 

楡周平さん、面白いな。。と思い、調べてたら、和僑には前作があったらしい。

 

ということで、順番が前後したけれども、5月の5冊目。

 

 

プラチナタウン

プラチナタウン

 

 

もともと、和僑の話はプラチナタウンから始まっていて、ひょんなことで自分が生まれ育った町の町長をやることになった元商社マンが財政再建に陥る寸前の町を救う話。和僑はどちらかといえば、ビジネス寄りな話であるけれども、プラチナタウンはどちらかといえば、政治寄りな話が多いのかも。が、日本の地方が陥っている問題をまさに表現した本ではないかと。

 

楡周平さ、良い作家さんを発見しました。読まず嫌いはいかんね。。

BOSS

タイトル通り、5月の2冊目。

 

BOSS

BOSS

 

 

メジャーリーグの2つの球団の2人のGMの話。

 

主人公の一人は、GM経験1年目。効率の良い野球を理想とする。

もう一人の主人公は、メジャー歴50年のベテランGM。数字やデータだけでは野球はわからないと言う。

 

対照的な2人を交互に取り上げ、物語は展開していくのだけれども、”BOSS”のあるべき姿について考えさせられた。と思ったときに、いつも思い出す言葉がある。

 

小説の中でも、BOSSとは何か、人を動かすについて言及していて、

 

効率の良い野球を理想とする1年目GMは、自分の理想像に拘りすぎるあまりに、選手の求めること、気持ちを無視し、チーム、スタッフとの関係が悪化。序盤は良かったチームの成績も徐々に悪くなる。

 

一方でベテランGMはとにかく現場に足を運び、自ら欲しい選手を口説く。選手に対しても自ら活を入れ、序盤は悪かったチームの成績は右肩上がり。

 

 

やっぱり、山本五十六さんのこの名言に尽きると思った次第。

 

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かず」