いいペース

 新しい生活になると、その生活に慣れようとするがために、何かが抜けがち(ブログの更新がいい例)なんだけど、読書はわりあいいいペースで月間10冊も達成できそう。

 

ということで、3月の6冊目と7冊目。

 

6冊目。

天才

天才

 

 

石原慎太郎さんが田中角栄さんを一人称で書いている本。田中角栄さんについても、その時代についても、よく知らないので、ざっくりと把握するにはいい本だったけれども、石原慎太郎さんの目線からなので、果たして何が本当に正しい史実なのかはわかりません。読み物としてはいい時間つぶしになる。

 

 

7冊目。

翼をください

翼をください

 

 

楽園のカンヴァスで気になっていた作家さんだけれども、なかなか作品を読む機会がなく、ようやくって感じ。実話と実話を掛け合わせた小説でなかなか斬新である。アインシュタインの登場シーンとその言葉には感動だった。読んでいてほっこりする小説でした。 

ホリデー読書

3月に入ってからの休日は引越しだったり、二日酔いだったり、となかなかのんびりできずにいたのだけれども、色々と落ち着いたので、久々に休日にのんびりした。新しい環境のときは何かと時間を取られ、気疲れもするから、前半は本を読むペースが落ちていたが、なんとか10冊は読めそうなイメージ。

 

ということで、3月の4、5冊目。

 

4冊目。 

サラバ! 上

サラバ! 上

 

 

直木賞受賞作。だけど、まだ下巻を見ていないので、感想は下巻を読んでから。

 

5冊目。

逃亡刑事

逃亡刑事

 

 

さよならドビュッシーで気になった作家の一人。

警察ものを深刻さなく(面白さもさほどないけど)、時間つぶしにはもってこいの大衆受けする小説。主人公の高頭冴子のキャラが強烈すぎるのでシリーズできそう。中山七里さんの小説は読みやすい。

たかが、されど

3月11日。

 

その日からはや7年。

7年前、自分は自宅にいたわけだが、これまで経験したことのない揺れに覚えた感情はよくわからない。いや、よくわからないというよりも、表現することが難しい。

 

当時の仕事の関係上、東日本大震災はわりあい近しい関係ではあったけれども、やはりどこか他人事としか思えない。テレビを通じて、新聞紙を通じて、仕事を通じて、被災地の情報は耐えなく入ってくるも、やはりどこかで自分とは無関係だと思っていた。いや、今も思っている。

 

自分が被災したわけではなく、身内の親しいものが被災したわけでもない、これといって被害は受けていないのが、他人事だと思えるような原因であるのか、それとも、ただの平和ボケなのか、それとも、自らの性格が冷血なのか。はよくわからないが、3月11日に起きた大震災に関して覚える感情は甚だ薄い。

 

震災地支援のボランティア、震災のために行われるチャリティー番組やコンサート、震災地支援のための寄付、これらは一切行ったことがない。それらを行っている人たちについてはすごいと思うけれども、自らと無関係のことではそのような気持ちは自発的に出てこないし、余裕もない。仮に行ったとしても、どこか偽善的な気持ちはあると思う。

 

と思うと、自分はいかに人間が小さく、そして、利害損得の勘定を考えて行動してるのだと思うと、卑屈にはならないが、もっと器の大きい人間にはなりたいと思う。

 

と思った3月11日でした。

ひゃくはち

3月の3冊目。

 

ひゃくはち (集英社文庫)

ひゃくはち (集英社文庫)

 

 

早見和真さんの作品としても3冊目。

 

イノセント・デイズで知らない作家から気になる作家になったのだけれども、次の95はそんなに面白くなかった。からのひゃくはち。

 

面白い。どうやら著者の経験談に基づいた小説ではあるようだけれども、甲子園を目指す野球部に所属する高校生たちの青春小説。

 

面白い。野球部ではなかったのだけれども、高校時代を思い出させられました。主人公は補欠の野球部員だけど、補欠であるときの気持ち、ベンチ入りに選ばれたときの気持ち、試合に急遽出ることになったときの気持ち、どれもちょっとわかる気がする。

 

お父さんからの手紙も最高に感動しました。

 

この小説で当時一緒に甲子園を目指していた仲間はとある出来事で卒業後一切、会うことがなくなったが、8年ぶりにまた再会し、物語を締めくくる。最後は感動で涙止まらなかった。映画にもなってるみたいなので、時間があれば、見てみたいと思う。

エイジ

3月の2冊目。

 

エイジ

エイジ (新潮文庫)

エイジ (新潮文庫)

 

 

エイジという中学校2年生が主人公の青春小説。所々、共感できるところがあり、読みながら、自分の中学校時代を思い出したり、自分ってどんな中学生だったっけなーと振り返ってみたり。 

 

今考えると、自己顕示欲が強かった時代だった気がする。眉毛を細くしてみたり、紙の色を染めたり、制服のワイシャツのボタンを第二ボタンまで開けたり、振り返るとどうでもいいことではあるのだけれども、そんな些細なことが当時は結構重要だったり。いちいち小さなことで喜んだり、悲しんだり、憤ってみたり、青春時代だなーって今更思う。無理やり背伸びをしようとしていたことも今考えると笑えてくる。当時はそれが一大事だったけど。

 

と自分の中学校時代を懐かしみ、色々と思い出させられた小説でした。

去年の冬、きみと別れ

3月の1冊目。

 

Youtubeの広告で映画の予告編を見てからすごく気になった作品。

 


映画『去年の冬、きみと別れ』WEB限定予告(ダマされる編)【HD】2018年3月10日(土)公開

 

 

 とても面白そうだったので、調べてみたら、どうやら原作がある模様。これはもう読むしかない。

 

 

去年の冬、きみと別れ (幻冬舎文庫)

去年の冬、きみと別れ (幻冬舎文庫)

 

 

 うむ、面白い。物語の序盤は謎だらけだったけれども、最後の最後にキレイに謎が解ける。きれいに伏線を回収する構成がすばらしい。最後のイニシャルはハテナだらけだったけれども。けど、面白い。

 

映画の予告を見ると、原作とは異なる感じがするから、映画も見てみたい。

 

 

タバコに思うこと

18歳から33歳まで約15年間喫煙してきた側として、こんなことを言うのも甚だ恐縮ではあるのだけれども、

 

タバコなんてさっさとやめた方がいい。

 

別にやめたくて、やめたわけではなかったのだけれども、結果として、いまはタバコに対して全く興味を抱かなくなったので、それはそれでよかったのだが、

 

タバコなんてさっさとやめた方がいい。

 

ちなみに、15年間、ヘビースモーカーだったわけだけれども、タバコを吸ってよかったと思えることは一つもない。と今更思う。

 

タバコをやめたことで、

 

・食べ物が美味しくなった。なんか味覚が鋭くなった気がする。おかげで体重も急激に増えたけれども。

・出費が減った。一箱500円ぐらいかもしれないが、ちりも積もれば山となる。

・タバコに纏わる色んなストレスから解放された。タバコを吸える場所を探すストレスとかタバコの残り本数を気にするストレスとかライターを忘れたときのストレスとか仕事中であればタバコを吸っていい時間を探すストレスとか飲み会とかでタバコ吸っていいかどうかを切り出すストレスとか翌朝起きたらタバコ臭いストレスとかとかとか。

 

これらのストレスから解放されたのは一番かな。。タバコ吸っていたときはなんとも思わなかったんだけど、意外にもストレスだったんだなーと今更思う。

 

ここ半年間、タバコの煙とはほとんど無縁な場所にいたので、タバコの誘惑に駆られることもなかったけれども、こないだたまたま分煙化していない居酒屋にいたら、ふとタバコの煙に懐かしさを感じた。

 

が、タバコなんてさっさとやめた方がよい。

 

と思うのは変わらないので、分煙化には大賛成。タバコの煙に巻かれながら、食事するとか想像もしたくもない。百害あって一利無しです。