エイジ

3月の2冊目。

 

エイジ

エイジ (新潮文庫)

エイジ (新潮文庫)

 

 

エイジという中学校2年生が主人公の青春小説。所々、共感できるところがあり、読みながら、自分の中学校時代を思い出したり、自分ってどんな中学生だったっけなーと振り返ってみたり。 

 

今考えると、自己顕示欲が強かった時代だった気がする。眉毛を細くしてみたり、紙の色を染めたり、制服のワイシャツのボタンを第二ボタンまで開けたり、振り返るとどうでもいいことではあるのだけれども、そんな些細なことが当時は結構重要だったり。いちいち小さなことで喜んだり、悲しんだり、憤ってみたり、青春時代だなーって今更思う。無理やり背伸びをしようとしていたことも今考えると笑えてくる。当時はそれが一大事だったけど。

 

と自分の中学校時代を懐かしみ、色々と思い出させられた小説でした。