走る

初めて長距離を走ったのはおそらく小学校4年生。1キロ。(1キロを長距離というのも恐れ多いが、個人的には1キロ以上は長距離に入る)

 

苦しかった。という記憶しかない。

 

小学校の高学年にはサッカーやってたし、中高とバスケをやっていたし、運動神経は人並みよりちょい上だと思う。

 

けど、長距離は苦手だった。(もっとも苦手なのは水泳だけれども)

そう、苦手というよりは好きじゃない。

 

「走る」ということに関して、何の面白さを見出せなかった。

 

中学校の体育にしても、部活の練習にしても、長距離に関しては本当に嫌々ながらに走っていた。

 

社会人になってから、時たま、健康維持のために走ってみるが、大体は三日坊主に終わる。何が楽しくて、走っているのかがさっぱり理解できない。と未だに思う。

 

けれども、時々、走りたいという衝動に駆られることがある。その衝動がなにゆえに来るのかもさっぱりわからないのだが、時々、走りたくなるのだ。(走り出した途端に大体は後悔するんだけど)

 

最近、またもや走りたい衝動に駆られている。

 

ので、読んでみた。2月の8冊目。

 

 

走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)

走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)

 

 

タイトル通り、走ることについての本。いや、走るときに村上春樹さんが何を考えているかについての本の方が正確かな。

 

前書きにある言葉だが、走るというのはこの一言に尽きるのかな。。と思った。

 

”Pain is inevitable. Suffering is optional.”

 

何が得られるのかもわからないけれども(もしかしたら、得られないかもしれないけれども)、とりあえず走ってみようかな。と思う。