居酒屋に纏わる思い出

人生で最初に入った居酒屋は。。覚えていない。

でも、おそらくだけど、白木屋(もしくは、その系列)な気がする。

 

いまや、東京であれば、石を投げれば、何かしらの居酒屋にあたるぐらいに居酒屋業界は競争が激しいのだが、昔はそんなでもなかった気がする。

 

居酒屋に頻繁に行くようになったのは、大学に入ってからだけれども、愛用する居酒屋は決まっていた。

 

土間土間(←最近全然見かけなくなかったな。。)

和民(←これもまた見かけなくなったな。。)

 

そして、毎週のように行っていた三光マーケティングフーズ

 

当時の三光マーケティングフーズは、

 

月の雫

東方見聞録

黄金の蔵

 

と3つのブランドを展開していて、コンセプトの違いもしっかりしていた。

店舗もきれいだったし、サービスもしっかりしていたし、味も美味しかった。

 

飲みに行こーどこ行く?

東見(東方見聞録の略)行こー

 

が当然の流れとなっていた。(時間帯によっては入れないこともしばしばあった)

 

が、いつの間にか、サービスも味の質も低下し、気づいたら、東方見聞録の看板は無くなり、黄金の蔵は300円均一の居酒屋となった。

 

馴染みの東方見聞録の店舗に行ったときに、下水臭いと思ったのが始まりだったのかな…(記憶に鮮明に残るぐらい下水臭いが結構ひどいものだった)

 

業績悪化ってなにかしらのきっかけはあると思うので、数値で見てみることにした。

 

(売上/当期純利益/総店舗数) 

※単位:百万円

2003年度:14,627/989/54店

2004年度:18,138/1,108/68店

2005年度:20,359/901/92店(←黄金の蔵加わる、原価の上昇と出店経費の増大が純利益の減少につながった)

2006年度:22,909/1,459/100店

2007年度:24,711/1,541/123店

2008年度:25,747/1,102/129店(←リーマンショックの時期。減損損失と投資有価証券に係る評価損を計上)

2009年度:25,141/1,072/129店(←初めての売上減少。低価格志向に路線を変更しはじめる。新規店舗も展開せず。)

2010年度:26,294/1,220/155店(←業績回復。本格的に低価格志向に路線変更。)

2011年度:24,306/606/159店(←311の年。閉店による特別損失と減損損失を計上)

2012年度:25,844/801/250店(←東京チカラめしを本格的に展開。)

2013年度:25,712/△787/293店(←初の赤字転落。東京チカラめしの展開を加速。原材料高騰により営業利益でマイナス)

2014年度:19,374/△4,735/136店(←東京チカラめし事業の失敗。売上減少と閉店に係る特別損失の計上)

2015年度:14,492/△659/118店(←東京チカラめし事業の縮小。)

2016年度:13,745/294/不明(←店舗再編の結果??)

2017年度:13,436/△298/不明(←店舗の将来収益の見直しによる減損損失を計上)

 

2018年度は6月決算なので、まだ出ていないけれども、最終赤字の予想。

 

三光マーケ2018年6月期、最終赤字9億円の予想。「金の蔵」の新コンセプト「集い場、笑い場、しゃべり場」を強化する。|外食ニュース | FDN フードリンクニュース

 

こうして、時系列で見ていくと面白く、リーマンショックによる影響で低価格路線への転換と東京チカラめし事業の失敗が大きかったかな。。と。

財務諸表では見えない部分も大きいな部分を占めると思うけど、かれこれ、三光マーケティングフーズには数年行っていないので、そこは省略します。

 

同じ時期の和民の数字とかいま流行りの塚田農場の数字も見てみたら面白いかな。。

走る

初めて長距離を走ったのはおそらく小学校4年生。1キロ。(1キロを長距離というのも恐れ多いが、個人的には1キロ以上は長距離に入る)

 

苦しかった。という記憶しかない。

 

小学校の高学年にはサッカーやってたし、中高とバスケをやっていたし、運動神経は人並みよりちょい上だと思う。

 

けど、長距離は苦手だった。(もっとも苦手なのは水泳だけれども)

そう、苦手というよりは好きじゃない。

 

「走る」ということに関して、何の面白さを見出せなかった。

 

中学校の体育にしても、部活の練習にしても、長距離に関しては本当に嫌々ながらに走っていた。

 

社会人になってから、時たま、健康維持のために走ってみるが、大体は三日坊主に終わる。何が楽しくて、走っているのかがさっぱり理解できない。と未だに思う。

 

けれども、時々、走りたいという衝動に駆られることがある。その衝動がなにゆえに来るのかもさっぱりわからないのだが、時々、走りたくなるのだ。(走り出した途端に大体は後悔するんだけど)

 

最近、またもや走りたい衝動に駆られている。

 

ので、読んでみた。2月の8冊目。

 

 

走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)

走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)

 

 

タイトル通り、走ることについての本。いや、走るときに村上春樹さんが何を考えているかについての本の方が正確かな。

 

前書きにある言葉だが、走るというのはこの一言に尽きるのかな。。と思った。

 

”Pain is inevitable. Suffering is optional.”

 

何が得られるのかもわからないけれども(もしかしたら、得られないかもしれないけれども)、とりあえず走ってみようかな。と思う。

アルマーニは悪くない

どこかの学校で標準服をアルマーニにするとて、ニュースでちら見はしていたけれども、詳細をよく知らずに、今日初めてその学校の校長先生の会見を見ました。

 

小学校!!

しかも、公立!!

 

最近は公立の小学校でさえも、標準服を着るようになったのだと思うと、時代の流れを感じました。標準服をアルマーニにしましたという件についておおよその意見が否定的であるような気もしなくはないが、この小学校に通う予定の子供やその子供の保護者である当事者が気にするならまだしも、当事者以外の人があーだこーだと騒ぎ立てることに何の意味があるのかを考え出したら、世の中で報じられているニュースってほとんどそうなるので、

 

個人的な所感でも。

 

森英恵さんとか山本寛斎さんがデザイナーしている制服を知っているので、制服にブランドを導入すること自体はおそらくそんなに問題ではないはず。仮にどこかしらの私立の小学校が制服にアルマーニを導入したとしても、勝手にやれば。。と思う。だとすれば、公立の小学校であるがゆえの問題か。全部揃えば、約9万円。結構な負担である。アルマーニの標準服を導入することで、入学者を選別し、負担できないものを排除している。と議論されている。公立の小学校なのに。である。

 

校長先生の会見を見ていても、なかなか腑に落ちない。

www.nikkansports.com

 

アルマーニとは3年ぐらい交渉をしていたらしいのだから、ずいぶん前からこの構想が校長先生の頭にはあったのでしょう。が、事前相談をしなかったのだからサプライズしたかったのかな。。銀座の街にある小学校らしさがなぜ外国ブランドになるのかもイマイチ不思議ではある。。

 

というか、小学校とか伸び盛りの時期だから身体の成長に伴い、服のサイズも変わると思うんだけど、その度に買い換えるのかな。。それもそれで大きいな出費だな。。

 

でも、いずれにしても、アルマーニは悪くないのに、なぜかちょっとイメージが悪くなったような。これでアルマーニが逆にブランドイメージを悪化させたくないから、この商談を無かったことにすると申し出たら、それはそれで面白いかも。

初めまして

 2月の7冊目。

ピカソ青の時代の殺人 (ハルキ文庫)

ピカソ青の時代の殺人 (ハルキ文庫)

 

 

初めて読む作家さんってなんだか緊張する。ということで初めましての佐伯泰英さんの作品。時代小説はほとんど読まないのだけれども、佐伯泰英さんって時代小説のイメージだったけど、時代小説以外にも作品があることに驚き。

 

美術関係の話が意外に好きなので、読むのが楽しみだった。のだけれども、なんかすんなり小説の内容が入ってこない。小説を読むときはその小説の世界に入るようにしてるんだけど、いい小説はすぐにトリップするし、読み終わった後もその世界にしばらく浸れる。と思っている。

 

が、そうじゃない小説はなかなかその世界観になじめない。楽しめない。

 

この「ピカソ青の時代の殺人」でいうと、題材自体は面白いと思ったけど、なんかうまく入り込めなかった。けど、ピカソについて色々と勉強になった。話に出てきていたアンドレ・セバスチァンが実在の人物なのかどうかがすごい気になるところではある。

 

ピカソの話が意外に面白かったので、ピカソについて勉強してみよう。。

 

バスケといえば

中高とバスケをやってたけど、あれほどしんどいスポーツはないと思ってる。基本、走りっぱなしだし、ほぼダッシュで走りっぱなしな上に、ジャンプもするし、横への動きもあるし、あれは若さゆえにできたことだと本当に思う。今後の人生において、ガチでバスケすることは絶対にないし、遊び程度でもないと思う。けど、バスケはやっぱり魅力的なスポーツであるとも思う。やっていても楽しいし、見るのも楽しい。

 

そんなバスケの楽しさがわかる漫画(アニメ)をいくつか。

 

スラムダンクは間違いない。バスケ漫画、いや、スポーツ漫画、いや、漫画という講義的な意味でもスラムダンクは最高な漫画です。スラムダンクを読んでバスケを始めた人も少なくないはず。ちなみに、本家スラムダンクとは異なるが、

 

スラムダンクの続きを勝手に考えてみる”という作品があって、これもめっちゃ面白いです。スラムダンク好きな人にはたまらない。

 

blog.livedoor.jp

 

バスケ漫画といえば、次は、DEAR BOYSかな。。スラムダンクとは異なり、ちょっとかわいらしいタッチになるし、かなり長編だけれども、なかなか面白い。けど、長すぎる。一試合が一巻で終わらないことが全然あるけれども、去年、26年の歴史に終止符を打ちました。

 

そして、去年、全く見ようとも思わなかった黒子のバスケをひょんなきっかけで見ました。そしたら、めちゃくちゃ面白かった。思いっきりはまった。

 

話がめちゃくちゃ現実離れしているし、バスケの経験者からしてみれば、ありえないことだらけなんだけど、かっこいい。とにかく、かっこいい。キセキの世代が本当にカッコイイのだ。去年、ネットフリックスで一気に見てたのとほぼ同時期に映画も公開されていたので、いつか、映画も見てみたいと思っていた。

 

今日、ようやく見た。youtube、ありがとう。

 

映画はおまけみたいなもので、やっぱり、本編の方が面白いかな。

が、キセキの世代が久々に集ったのは感動しました。みんな、本編よりも性格良くなってるし。ほっこりした日曜日の朝でした。

超一流とは

 

世界最高ホテル「ザ・プラザ」 超一流の働き方

世界最高ホテル「ザ・プラザ」 超一流の働き方

 

 

 

本の構成は、

 

・心の持ち方

・サービス

・自分の活かし方

・生き方

 

の4部構成でできているけれども、具体的には、

 

「一流が~~ならば、超一流は~~である。」

で一つのエピソードが始まり、上記「」のこころを解説している。

 

たとえば、印象に残ったものとして、

 

働く意味がわからなくなったとき…

 

「一流が、責任感で働くならば、超一流は、自分のために働く。」

 

そのこころは、

 

サービス業で働く人々は、ときとして、自分では気づかないうちに誤った習慣を持つ傾向がある。それは、サービス精神が旺盛であればあるほど陥りやすい存在だ。と述べる。

 

著者は当時の上司に「何のために働いているのか?」と聞かれたときに、

責任感、ゲスト、会社のため。と答えたら、上司に、それらがモチベーションでは、人の2倍の仕事はできても、5倍の仕事はできない。と言われる。

 

上司は責任感、ゲスト、会社のために働くのでは、自分の中で”ここまでしてあげたんだから、もういいだろう”という気持ちを生む。そして、感謝されなかったときに、”こんなにしてあげたのに、なぜ感謝してくれない”気持ちにもなると。

 

サービス業を選ぶ人は”人を喜ばすことが好きだから”という理由が多いが、それは、人の喜ぶ顔を見たときに、自分が幸せを感じるから。であり、人を喜ばすことは最終目的ではなく、手段である。が、多くの人はこれを勘違いし、最終目的である自分の満足のためにを忘れてしまっている。

 

「一流が~~ならば、超一流は~~である。」

 

がひたすら続くのだが、巷にあるサービス、ホスピタリティについての本とは目線が異なり、勉強になる。おわりに。の文章がまたいい。

 

”人の経験を受け入れるときに、それを邪魔するものがある。「自分」というとても厄介なものだ。(中略)この厄介な「自分」をコントロールすることができたとき、大きいな進展が訪れる。”

 

自分への戒めの言葉として覚えておこう。

2月9日は

ブックの日らしい。(←ブックオフからのメルマガに書いてあった)

 

それにちなんで、本に纏わるランキングでも。。

 

 

好きな小説ランキング。1位と2位は昔から変わっていないんだけれども、3位が悩む。

 

第一位

こころ/夏目漱石

 

こころ

こころ

 

これに勝る小説はないと思うぐらい圧倒的に1位。高校のときの国語でも教科書に載っていたらしいが、全く記憶になし。(ちなみに、義務教育や高校における国語の授業が全く思い出せないというより、印象に残ってることがほとんどない)さすがに、毎月は読まないけれども、一年に一回のペースでは読みたいかもしれない。手元には1冊持っておきたい。

 

 

第2位

白夜行東野圭吾

 

白夜行 (集英社文庫)

白夜行 (集英社文庫)

 

 

東野圭吾作品の金字塔だと未だに思っている。結構な量があるんだけれども、それを全く感じさせない。これほどに先の結末が知りたいと思い、読み急いだ作品はない。前半からの伏線を後半にかけてきれいに回収する構成といい、飽きさせない展開が最高。ちなみに、ドラマ版(山田孝之綾瀬はるか)も傑作です。

 

と1位は2位も難なくずっと前からその順位なんだけど、第3位がいつも迷える。

 

ということで、第3位。

楽園のカンヴァス/原田マハ

 

楽園のカンヴァス (新潮文庫)

楽園のカンヴァス (新潮文庫)

 

 

画家のアンリ・ルソーに纏わる話。美術関連の小説は初めてだったけれども、すんなりとはまった。現代と過去を行き来する展開もさながら、描写が本当にキレイ。文章を読んで描いてある光景がきれいにイメージできる。小説であることがもったないぐらい。映像化して欲しい。

 

 

以上、個人的に好きな小説ランキングでした。